私達2人は、お土産屋へと足を運んだ。

「沙奈、松井に連絡しなくていいのか?待たせてるだろう?」

「あ!忘れてた。・・・メールで平気かな?」

「大丈夫だろう。俺のことは気にしなくて良いからメールしてやれ。」

「ありがとう。・・・大斗。」

私は大斗の優しさに浸りながら、悠奈にメールをした。

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[宛て先:松井 悠奈]

[件名:報告だよ(^^)]

[内容]

実はね、広瀬先生と付き合うことになったんだ☆

悠那の協力があったから付き合うことが出来たんだと思う♪

ありがとう♪それでね・・・、今広瀬先生と一緒にいてしばらく戻れそうに無いの・・・。

ごめんね・・・(泣)

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私は、送信ボタンを押して待ち受けに戻した。

しばらくして、返信が戻ってきた。

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[宛て先:結城 沙奈]

[件名:おめでとう!(^^)]

[内容]

報告ありがとう♪それと・・・おめでとう!♪

私は、何の協力もしてないよ☆

先生と沙奈の気持ちが両方一緒だったから実った恋なんだよ!

けどね・・・、生徒と教師の恋にはたくさんの壁があるし、試練や困難だってたくさんだよ?

だからと言って、諦めないでずっと、ずっと先生と一緒にいるんだよ?

私は、周りが何と言おうと一番近くで2人を見守ってるからね♪☆

今は2人の時間を楽しみな?私は、1人でゆっくりするから !
あ!高良くんと過ごそうかな?♪

どっちにしても、分かりきってたことだし、私は私で過ごすから、沙奈は安心して先生と過ごして来な?

た・だ・し・・・、帰りのバスでは寝かせないから、覚悟しててね?

いってらしゃい!

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「大斗、悠奈が楽しんで来な!だって。」

「松井に感謝だな。」

「本当だね。」