「ハッハッ…カッ…は…!」


苦しみ続ける海子姉を見ていられなかった。


「だから苦しむって言ったでしょう?」


私の後ろでカチャリと嫌な音が聞こえた。


振り返ると、スレイドが海子姉に向かって銃を構えていた。


それは黒に金色の装飾がされ、とても綺麗な銃だった。


「そうなったら、もう手がつけられない。処理させてもらうよ?」


言うと同時に海子姉へ弾が打ち込まれた。