迷い子


ある日の帰り道。


私は隆輝の後をついて歩いた。


ストーカーみたいな感じだが、私は話しかけているし、別に周りから見られても大丈夫だろう。


「ねぇ、隆輝。どうして私を無視するの?…嫌いに…なった?」


黙って歩き続ける隆輝。


周りには制服姿の高校生カップルが歩いていて、私たちも少し前まであんな風に楽しく一緒に歩いていたのに…と思うと、鼻の奥がツキンと痛んだ。