迷い子


「なぁ綾、今日は何しような?」


「そうだねぇ…」


ふと前を見ると、私は足を止めた。


「ん、どうした?」


私は前から歩いてくる人を見つめていた。


それは隆輝だった。


「隆輝…」


もしかしたら私を探しに来てくれたのかもしれない…そんな淡い期待を抱かせながら、私は声をかけた。


「隆輝…!」