「実はな…あたしたちも綾と同じなんだ。」 「同じ…?」 「あぁ。急にみんなから空気のように扱われた。理由はわからないんだ…。それをあたしたちは迷い子と呼んでる。」 「マヨ…イゴ…」 私はそこで初めて同じ状況になっている人たちが他にもいることを知った。 「あぁ。誰からも相手にされず、街をフラフラと歩いてる綾みたいな奴のことだ」 そう言うと、私のおでこを人差し指でつつくと、ニッと笑った。 その笑顔に私はなんだか安心できた。 私たちの他にいる迷い子に今度会わせてやると海子姉は私に言った。