涙君たちと会って、その後すぐに夏休みが来た


中学の頃の記憶はまだほとんど戻ってきていないけど、紫音はあまり思い出してほしくないみたいだから思い出そうとは思っていない


それに、そのうち思い出すと思うから


「葉奈ちゃ~ん
紫葵から、フザけたメールが来た~
見てみてよ~」


いつも以上に、ダラけている葉琉に携帯を見せられる


『お前に限って暇じゃないことなんてないよな?
ってことで、葉奈ちゃんつれて紫音家集合~
泊まれるから、そーゆう準備よろしく~
今、そっちに向かってるから』