Moon【短編】



キィ・・ギィ・・・




「…どうしよう」




ポツリと呟いた声が公園に寂しく消える。



腕時計を見れば6時30分過ぎ。



早く来すぎちゃった。

っていっても、本当に響と逢うんだよね…




「あー、もう・・っ」




会って何を話せばいいんだろう。

言いたいことがありすぎて分からない。




キィ…




ブランコから降りようとしたその時…………








『く、み・・・・?』











電話越しできいた彼の、“響”の声が聞こえた。