彼×私×彼女の事情


私は以前、付き合った彼に合鍵を渡してひどい目にあった。金も物もなくなるし私の家で堂々と浮気されていた。引越しをしなくてはならなくなったし大きな傷も出来た。そんなためか1年半付き合った健治にすら渡していなかった。


だから私には大きな決断である。


俊くんは大丈夫だ。こんな子供みたいに純粋な子があんなことはしないだろう。何より自分から信頼できる。出来れば一緒に住みたいと思った。


「お願いもしていい?」


「んぅ?何?何でもいいよ」


合鍵をキーケースに付けながら返事。


「眠る時、そばに居てほしい。朝、起きるときも……」


「うん。もちろん」

笑顔で深く頷いてくれた。この笑顔を独り占めしている私は幸せだ。


しばらくしてから私の隣に布団を引き私が眠るまで手を握っててくれた。


私は心地よい気分のまま安心して眠りについた。


目覚めたら自分が変われるといいな。