彼×私×彼女の事情


ドキドキしている。


一応カバンを持っておこう。お腹を刺されても直接的に刺されるよりはましだろう。


ソファーに私は座って居るのだから上から振りかざされる可能性が高い。カバンを盾にしよう。すぐに手を挙げる用意をしておかなくてわ。

作戦を考えているとお母さんが両手を後ろにしてやってきた。


包丁を隠している……。


お義母さんの近づく距離と比例して心臓の鼓動の速さが速くなる。


私の前まで来てハット手を挙げた。