彼×私×彼女の事情

フカフカなベッドは気持ちがいい。


無理して買ったかいあったなぁ。


でも……なんか窮屈……。


フカフカ?ベッド?窮屈……?


私は飛び起きた。


殺気を感じたからだ。


横には男ではなくサキと鈴ちゃんが寝ている。


痛い。頭が痛い。


自業自得。二日酔い。


そして昨日の事を思い返す。


ブラックサキちゃんが登場して……そのあとマスターの奥さんも一緒になって飲んで……。


だめだ……その後の記憶が全くない。


そして私達はどうやって帰ってきたんだろう。


リビングから物音が聞こえる。


ヤバイ。お義母さん……帰ってきてる。
最悪の状況を作ってしまった。


私はサキを起こした。


「まだ眠いぃ~。」


「そんな冗談いらないから起きなさい。」


「えぇ~。」


っとぐずるサキ。やっと体を起こして座ろとし出したとき。


バンッ!


勢いよくドアがあいた。


もちろん。お義母さん登場。


「おはようございます。」


サキと声が揃う。


眠そうにしていたサキが嘘のようにピシッとなっている。


「おはよう。やっと起きたのね。じゃ、鈴を起こして早くいらっしゃい。」


お義母さんと生活をはじめて学んだことのひとつ。今のようなあえて妖艶さを残す作り笑顔はかなり怒っている証拠。これまでの中で怒りはMAXかもしれない。

「ハイ。」


返事して思った。


飲みすぎとは別に胃が痛い。それに体も重い。このストレスキツイ……。