彼×私×彼女の事情

落ち着きを取り戻した鈴ちゃん。


どうしてこうなったか聞かれたので説明。


「解りました……もうひとつ聞いていいですか?」


「この際なんでも聞いて。」


「美樹さんはどっちですか?」


この質問をされた瞬間、鈴ちゃんは新堂さんの事を許してるんだと感じた。惚れた方が負けって聞いたことがある。だけど私は負けた方がいいと思った。こんなに愛されてる新堂さんもこんな状況でも好きでいれる鈴ちゃんも羨ましい。



「もちろん。鈴ちゃんの味方。」



私は即答した。


「ありがとうございます。」


っと言って鈴ちゃんは頭を下げた。



礼儀正しく、素直鈴ちゃん。
俊くんと似てるな。


私は思わず笑った。


「何かへんでしたか?」


「違うの。俊くんと鈴ちゃんは似てないようで似てるなぁって感じたの。微笑ましくて。そろそろ行こっか?あっ、あまり待たせても良くないし行こうか。」


恵子とサキに合流するまで冗談を言って鈴ちゃんの笑顔が見れた。無理に笑ってくれたんだろうけどそれでもいい。笑顔を作れることはいいこと。


私も大人にならないと。


これは私にも試練だ。