「実はね、涼と別れたのよ」
サキには涼というイケメンの年が離れた彼がいた。正直あまり知らない。
「いつ?」
「2ヶ月前」
私はいつもサキに聞いてもらうばかりでサキの話を聞いていなかった。
心が痛い。
私が言葉を失ったのを空気を読んでサキが続きを話はじめた。
「別れることになった理由がね、不倫だったの。5年近く付き合って全く気がついてなかったの、涼に奥さんがいたこと……」
衝撃的だった。
サキがそんなことに騙されるはずがない。
相手がかなり上手だったんだろう。
「私の仕事も忙しかったから都合のいいときしか会ってなかったし。一緒にいるのが楽だからそれに満足してて。普通の女の子は相手のことをもっと知りたいと思うから疑ったり嫉妬したりして途中で気がつくんだろうけど。まぁ、それは私がバカだったんだからもぅいいんだけど……」
「なに?それが本題じゃないの?」
「うん。もぅ、忘れて仕事に生きようって働いてたの。そんな時に頑張らなくていいんだよって言ってくれる人が現れてね……結婚することに……」
照れくさそそう話すサキが可愛かった。
「おめでとう。超スピード婚じゃん」
普段ならちょっと嫉妬しておめでとうは言えても本心からではない。
でもサキは違う。
私は自分のことのように嬉しい。
「そうなんだけど……」
「えーなに?」
「昨日美樹の家でお義母さんの話を聞いてほぼ解決したの」
「えっ、どういうこと?」
私は全く意味が解らない。
「彼ねスペイン人なの。結婚したら向こうに住むことになるし両親は昔の考え方だから異文化を受け入れるのに抵抗があるみたいで反対されてて」
なんでだろう。
さっきまで嬉しかったことは嘘ではない。
なのにスペインに住むって聞いたとたん緊張が体に走った。
ドキドキする。
「でも、お義母さんの昔の恋愛話を聞いて思ったんだ。お義母さんの元恋人と今の私は同じ立場で反対に負けてしまったらお義母さんの様に彼を傷つけてしまう。私はこの時代に生まれたんだもんどうにかする力があるって。覚悟が決まったの。だから美樹に相談する前に解決しちゃった」
涙が溢れ出ちゃう。
「ごめん。なんでだろ……お祝いなのに」
「美樹……」
「嬉しいんだよ。ホントだよ。でもね離れるのが淋しくて。きっと今までとあんまり変わらないはずなんだけど。離れて生活して慣れるまでが……新しい生活に一歩踏み出すのが怖いのかなぁ」
ポトポト涙が落ちる。
空気が重い。
「きっとサキの両親も私と同じ複雑な気持ちだと思うんだ。でもね……頑張る。サキの幸せが一番だから」
今できる精一杯の笑顔でサキの顔を見て言った。
「ありがとう」
サキも泣きながら答えてくれた。
私は複雑な気持ちになったが、親友に笑顔を渡せたのは私が成長した証だろう。
そして私の知らないサキが目の前にいる。
サキがすごく大きく見えた。
すごく穏やかな顔をしている。
幸せなんだろ。
それも私の幸せの一部なんだ。
誰かが幸せなことは自分の幸せだとはじめて実感した気がした。
サキには涼というイケメンの年が離れた彼がいた。正直あまり知らない。
「いつ?」
「2ヶ月前」
私はいつもサキに聞いてもらうばかりでサキの話を聞いていなかった。
心が痛い。
私が言葉を失ったのを空気を読んでサキが続きを話はじめた。
「別れることになった理由がね、不倫だったの。5年近く付き合って全く気がついてなかったの、涼に奥さんがいたこと……」
衝撃的だった。
サキがそんなことに騙されるはずがない。
相手がかなり上手だったんだろう。
「私の仕事も忙しかったから都合のいいときしか会ってなかったし。一緒にいるのが楽だからそれに満足してて。普通の女の子は相手のことをもっと知りたいと思うから疑ったり嫉妬したりして途中で気がつくんだろうけど。まぁ、それは私がバカだったんだからもぅいいんだけど……」
「なに?それが本題じゃないの?」
「うん。もぅ、忘れて仕事に生きようって働いてたの。そんな時に頑張らなくていいんだよって言ってくれる人が現れてね……結婚することに……」
照れくさそそう話すサキが可愛かった。
「おめでとう。超スピード婚じゃん」
普段ならちょっと嫉妬しておめでとうは言えても本心からではない。
でもサキは違う。
私は自分のことのように嬉しい。
「そうなんだけど……」
「えーなに?」
「昨日美樹の家でお義母さんの話を聞いてほぼ解決したの」
「えっ、どういうこと?」
私は全く意味が解らない。
「彼ねスペイン人なの。結婚したら向こうに住むことになるし両親は昔の考え方だから異文化を受け入れるのに抵抗があるみたいで反対されてて」
なんでだろう。
さっきまで嬉しかったことは嘘ではない。
なのにスペインに住むって聞いたとたん緊張が体に走った。
ドキドキする。
「でも、お義母さんの昔の恋愛話を聞いて思ったんだ。お義母さんの元恋人と今の私は同じ立場で反対に負けてしまったらお義母さんの様に彼を傷つけてしまう。私はこの時代に生まれたんだもんどうにかする力があるって。覚悟が決まったの。だから美樹に相談する前に解決しちゃった」
涙が溢れ出ちゃう。
「ごめん。なんでだろ……お祝いなのに」
「美樹……」
「嬉しいんだよ。ホントだよ。でもね離れるのが淋しくて。きっと今までとあんまり変わらないはずなんだけど。離れて生活して慣れるまでが……新しい生活に一歩踏み出すのが怖いのかなぁ」
ポトポト涙が落ちる。
空気が重い。
「きっとサキの両親も私と同じ複雑な気持ちだと思うんだ。でもね……頑張る。サキの幸せが一番だから」
今できる精一杯の笑顔でサキの顔を見て言った。
「ありがとう」
サキも泣きながら答えてくれた。
私は複雑な気持ちになったが、親友に笑顔を渡せたのは私が成長した証だろう。
そして私の知らないサキが目の前にいる。
サキがすごく大きく見えた。
すごく穏やかな顔をしている。
幸せなんだろ。
それも私の幸せの一部なんだ。
誰かが幸せなことは自分の幸せだとはじめて実感した気がした。
