わがままなお姫様




俺は二人をもう一度見て、反対側の窓へ移った。


先輩の嗚咽をBGMに、外の景色をぼんやりと眺めていた。


「ごめん。今日はありがとね。」


帰りの電車の中、先輩がそう言った。


「いいですよ。」


「…知ってたんだ。確かめに来たの。」