わがままなお姫様




「…いやなら、来なくてよかったのに。」


先輩はうつむいたまま言う。


そんなこと、微塵も思ってないくせにね。


「いいですよ。着いたら何乗ります?」


俺が問いかけると、先輩は顔をぱっとあげて答えた。

「観覧車…!」