わがままなお姫様




「はいはい。わかりましたよ、お姫様。


ちゃんと指導してね。」


俺が優しくそう言うと、はっと息を吐いた。


「だけど、部活はいかなきゃ駄目だからね。」


俺のために、夢の時間が犠牲になるなんて…


そんなの耐えられない。