わがままなお姫様




「ごめんな。」


夢の手を繋いでいる手に力を込める。


「ち、違うの。あの、ね…


私が春に勉強教えれば…もっと一緒にいれるかなって。」


恥ずかしそうにそう呟く。


「…そっか。」