そんなもやもやした気分のまま、今日もまた夢を待つ。


「かーずっ。」


夢がとことこと走ってきて、俺に飛び付いた。


「遅くなっちゃってごめんね…。えっと…先輩のマネさんに呼ばれちゃって。」


夢はすまなそうにそう言う。