わがままなお姫様




「じゃあ、夢。また明日。」


愛しい彼女を家まで送り届ける。


「…迎えは我慢する。」


夢はまだそんなことを言っていた。


「俺が無理。」


俺たちは実質、俺が夢を迎えに行ったときしか会えてない状況だし。