あなただけ



ガチャ

音がしてリビングに竜可が入ってきた

「冬李!?どうした?」

「竜可…」

ふらふらと歩いてぎゅうっと抱き着いた

「頭痛い」

竜可は私のおでこに手を置いた

熱じゃないのに…

「熱はねぇな…」

「持病だよ」

「持病?」

「うん。よくあるから。疲れとかすぐ頭痛になる。」

「大丈夫なのか?」

「うん」

「そうか…」

なんとなく納得できないって顔をしてる