「ねーさっきっからシツコイくらいにメール鳴ってますけど?」 杏ちゃんの指摘に私はきゅっと顔を顰めた。 私の持っている意地と根性をかき集めて、メールの返信をする。 無論、返事は 『行きません』 だ。 「アンタ今日も行かないつもりなの?」 「行かない。」 体重計に飛び乗ったあの日から三日。 私は立て続けにある先輩の誘いを断っている。 てか、先輩、ヘンゼルを太らせようとした魔女ですか!? 私を太らせることに何のメリットがあるのーっ。 ・・・やっぱりデブ専? ・・・ナイナイ。