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俺は大きく息を吸い込んだ。


「せ、先輩・・・いたい。」

「おぅっ・・・わりぃ。」



緊張の所為で手にうっかり力が入ったらしい。


胡桃の哀れっぽい呻きに、繋いでいた手から慌てて力を緩める。




俺と胡桃が突っ立っているのは、古ぼけたガレージの前。






俺の溜まり場・・・。