「・・・はぁ・・・やっぱナイんですかぁ・・・」 ショーケースを覗いてしょんぼり肩を落としていたのは、胡桃で。 「何か、特別な日なのかな?」 姉貴の問いかけに、胡桃は気恥かしそうに笑い返す。 「えと・・・明日、誕生日なんです。それで自分にちょっとお祝いのつもりで・・・。」 誕生日・・・・・・。