「おい、梓。マジで買って帰るのか?」


「うん。買って帰るよ?嫌ならついて来ないで」


セイを置いてきぼりにして、さっさと歩く。


「ちょっと待てよ!何で急に?」


「何でもいいでしょ?」


私、決めたんだから。



英語を頑張るって。


だって、先生に褒められたいんだもん。