「ふぅ…。体がおも~い」



学校の近くのベンチに座って、澄み切った青空を見上げる。



「あの…、大丈夫ですか?」


「え?」



突然、声をかけられ、振り向くと、制服姿の女子高生が二人、立っている。



「あっ、大丈夫です」


慌てて、両手を振った。


いけない、お腹を撫でてたからだ。