わたしの好きな人は先生です



気を利かせてくれて、セイと久美は、先に帰っていった。



二人きりなんて、今までもあるのに、こんなに緊張するなんて…。



「梓…」



先生が、真面目な顔で、私を見る。



もしかして、別れよう…、そう言われるかな。


そんなのは嫌。


嫌だけど、教師と生徒の恋愛は、やっぱりいけない事なんだ…。



そんな覚悟を決めた私に、先生が言った言葉は…。