「ありがとう…久美」 「な?オレと久美が付き合ってる事、内緒にしてて良かったろ?」 「うん…」 そう、あの時、校長先生に、セイが私との“交際宣言”をしてくれた。 だから、噂はただの噂として、たった一日で、すっかり無くなってしまったんだ。 そして、表面上は、私とセイが付き合ってる事になってる。