わたしの好きな人は先生です



「う…」


ヤキモチ…、妬いたに決まってるだろ。


でも、それを言うのは、恥ずかしい。



「ねえ?どっち?妬いた?妬かない?」



梓の見上げる目に負けて、小さく呟いた。



「妬いた…。メチャメチャ妬いた…」



すると、梓の顔が、パッと明るくなる。


「先生!」


そう言って、オレに飛びついてきた。