「やっぱり、先生て大人」 「えっ?」 動揺がおさまらないオレに、梓はまた謎めいた事を言う。 完全に、梓ペースだな…。 「自然に肩を抱くとか、なかなか同級生には出来ないよ」 「そうかな?最近の若い子の方が、進んでそうだけどな」 そのいい見本が、目の前にいる。 「ううん。違う。やっぱり、先生が大人だからだよ」