「はぁ…」 結局、会議に集中出来ず、尾瀬先生も振り切り、急いで車を飛ばした。 普通のカップルなら、ここで行く所は、彼女の家。 でも、それがオレには、出来ないんだよなぁ。 教師が生徒の家に、行けるわけがない。 だから、早く家に帰って、梓に電話しよう。 そう思っていたけど…、 「あっ、帰って来た!」 梓が、ドアの前に立っていた。