「好きだよ。たぶん、新学期の初日に会った日から」 「ホント!?」 「本当。笑顔の眩しい子だなって、思ってたから」 そうだ。 学校に赴任した初日、梓と沢渡たちを見かけた。 その時の梓の楽しそうな笑顔に、きっと一目惚れしたんだと思う。 「だから、嬉しかった。梓が告白をしてくれて」