「久しぶりに先生の家だ~!」 梓は部屋の中へ、小走りで入って行った。 緊張しないのか? オレに告白をしてくれた時は、ガチガチに固まってたのに。 「先生、何だか、夢みたいだね」 そう言いながら、梓はオレを、正面から抱きしめてきた。 抱きしめると言っても、身長差も体格も違う。 背中に手を回すだけで、精一杯って感じだけど。