駐車場は、学校から少し離れた場所にある。 車通勤のオレは、いつもそこに停めていた。 梓、待ってるかな? 走りながら、さっきの告白が、まるで夢の様に感じる。 大丈夫だよな? 現実だよな? 自然と、顔がほころぶのを感じながら、駐車場に着いた時…、 梓の姿は見えなかった。