オレは、別にどうなってもいい。 ただ、梓には未来がある。 それだけは、守らなければ…。 「じゃあ、急ぎますんで」 「あら?先生、もう帰られるんですか?」 「あっ、尾瀬先生。そうなんですよ。また明日」 軽く挨拶をし、走って駐車場に向かった。