わたしの好きな人は先生です



「あ、ごめん先生。やっぱ、気にしないで」


慌てて言い訳をした時だった。


「中野…」



それは、あまりにも一瞬過ぎて、すぐには理解出来なかった。



今、私の身に、何が起こっているのかが…。



「先生…?」


今、私は先生の胸の中にいる。



少し匂うコロンの香りは、同級生とは全然違うんだね…。