自然と足は公園に向かっている

『キ~コキ~コ』
先客がいた

おかまいなしに私はその子を見つめる

何分かして母親が迎えにきた

寂しそうになったそのブランコに私は座った

『キィィィ…』

私が座っても寂しそうだね

『もう明日なんて来なければいいのに…ね』

ブランコに話しかける私をすずめ達が首を傾げながら見ていた

あの日…