いつの間にか寝てしまっていた私は、制服に着替えて家をでた

太陽が眩しすぎて、再び影を作り出した

影を作り出した私は重力なんて感じない
何も感じない
私は本当に息をしているのだろうか…
不安になって鼻をさわった
心臓の鼓動を確かめた
『ドクドクドク…』止まればいいのに

『ねぇ…
とまってよ』

左手を強く握り締めた