毎週火曜日の3時間目は歴史。

奈美は先生の視線を気にすることなく机に突っ伏した。

窓際の一番後ろというこの席はとても居心地がいい。


うとうとしかけたところに、外から心地よい風が入ってきて教科書をペラペラと捲っていった。


奈美はうっすら目を開けて教科書を見た。

(新撰組・・・実際に剣とか持って色んな人を殺したりしてたんだ・・・。なんかカッコイイなぁー。)


奈美はゆっくりと目を閉じて、夢の世界へと堕ちて行った。