ブルルン


「乗れ」




とりあえずあたし達は、遼さんのアパートに戻って荷物を持ち、バイク置き場に来た。




ってえ?
「あたし1人?」



「たりめーだろ、俺は自分のバイクに乗るんだからよ」



そ、こっちに置いてあった錬のバイクとさっき乗ってきた大家さんのバイクがある。



もちろん置いて行く事なんて出来ないし…



「てかあたしバイク乗るの久しぶりなんだけど…」



んーどれっくらいかなぁ…
半年ぶり?(汗)




「でも乗れんだろ」



「………」


「…置いてくからな」


ブルルン

錬は、自分のバイクに跨がる


「え、待って…」



慌ててあたしも跨がる。
もういいや!この際コケても。
錬に慰謝料払ってもらうし!





そうして
あたし達はアパートを出た。