ここは、兄として応援するべきか、 または、教員として現実を伝えるべきか、 うーん、、、 「…ね!すごいでしょ?ラッコ先輩が、ソフト部に入ってたんだよ?夏奈もおいでって、言ってくれたの!だから行く!」 「…あのなぁ」 「あたし、ちゃんと頑張るから!あ、そうだ。夏休み明けのテストで、いい点取れたら応援してよ」 目を輝かせて俺を覗き込む夏奈に、俺はついに根負け。 「わかったよ、じゃあそうしよう」