「行こう。」


すぐに離れて行く。



ねぇ私


貴方がこんなに好きなのに


変なのかな?


例えば恋人になれなかったとしても


例えば私の気持ちさえ、貴方の中では色の無いモノだとしても



「好きな気持ちは変わらないの。」


「・・・・・」


「忘れないで・・・」


恥ずかしさのあまり追い越した瞬間、


彼が寒さのせいか耳まで真っ赤にして私を見下ろしていた。



嘘のない貴方を知りたい
ただそれだけなのに。



私がそれを求める限り


それは永遠に叶う事ない



手にKiss


―貴方を知りたい・・