キミだけをずっと②




授業のコマが二つ空いたので、一人で廊下を歩いていると


バルコニーで手摺りに寄り掛かって空を見ている大樹の後ろ姿を見かけた


バルコニーの扉を開けて、大樹の後ろへそっと歩み寄った


大樹の肩をトントンっと叩いて、下にしゃがみ込んだ


大樹は後ろを振り返り、案の定キョロキョロと周りを見ていた



「わっ!」



立ち上がると大樹はははっと笑った



「愛美!」



私も手摺りに寄り掛かって一緒に外を眺めていた



「ねぇ、この時間は講義はないの?」


「うん。科目取ってないから」


「ここいい場所ね♪」



二人で穏やかに流れていく晴天の雲を眺めていた



「ここは人が来ないし、静かだしな」



大樹の横顔を静かに見つめていた