翌日、紗貴は委員の仕事で先に学校に行っていた
一人で学校へ行こうとバックを肩にかけて玄関を出たところ
玄関の前にある柱にもたれ掛かって腕を組んで立っていた凌の姿があった
「凌、どうしたの?」
「クラス委員になったのはお前のせいだから、手伝えよ」
凌は一人で歩きだした
「はーい♪」
凌の後ろ姿を走って追い掛けた
隣に並んで学校へ向かった
クラスでは昨日の私と大樹のことで話題になっていた
「熱で倒れた橋口さんを教育学部の佐野くんが助けたらしいよ」
「あのイケメン?羨ましい…」
教室に入ると一斉に私を見た
「あの話し本当なの?」
「あの話しって倒れたこと?」
紗貴が席から立って私に近付いてきた
「本当よ!」
紗貴がクラスのみんなに声をかけた
「うん、そうなの!」
またクラスが騒がしくなった
遅れて教室に入ってきた凌は、私の隣に立ち止まり
「黙ってたらよかったのに…」」
そう私に言うと凌は自分の席についた



