キミだけをずっと②




「愛美!!」



大樹が私に駆け寄り、床にひざまずきながら私の額に手を当て


そのまま大樹にお嬢様抱っこをされて体育館を後にした



その時の記憶は全くなかった



……………………



気付いた時には、保健室の天井が見えた



「あれ…」


「気付いたか」



ベッドの隣で椅子に座っている大樹を見た



「私…ゴメンね」


「無理すんなよ!」



ふっと微笑んで私を見ていた



「そういえば、体育館に道具置きっぱなしだ!」



ベッドから起き上がろうとする私を止める大樹



「俺の車に詰んでるから安心しろ!」



二人で冗談半分に笑いあっていると


保健室の扉の裏には凌が立っているのには


気づかなかった…


私が保健室から出るときには凌の姿はなかった