「料理の本見ながら作ったんだろ?」 凌は私にふっと笑うと、さっさと歩いていってしまった この毒舌野郎! 素直に美味しかったって言えば言いのに 凌の背中を遠くで見ながら、拳を力強く握っていた 教室に入ると、いつもとは違う反対側の後ろの席に座った 紗貴は私の隣の席 凌はというと、真ん中らへん 凌から離れて距離を置こうとした 「ねぇ紗貴、昨日の授業の所教えてよ」 「OK♪」 紗貴がバックから取り出したノートを私に手渡した 「一日借りるね!」 自分のと、紗貴のノートを広げて写し始めた