蜜柑、じゃがいも、トマトなど 食材ばかりが山の様に入っていた 紗貴が私の部屋に入って来て、段ボールを見るやいなや 「うわ!こんなに沢山…」 困った顔で私を見ていた 思わず苦笑いをした私は、じゃがいもを両手に一つずつ持って 「これでちょっと晩御飯でも作っちゃおうかな?」 机の上に置かれた、大学の図書室で借りた料理の本を脇に挟んで台所へ立った 心配そうに私の背後で見守る紗貴に 「紗貴はリビングでお笑いでも見てて!」 「はーい」と返事をして去っていく紗貴をよそに 包丁とフライパンを準備した