私は家に着いて、玄関で靴を脱いでいた
「お帰り〜、遅かったね!凌と晩ご飯食べてきてたの?」
リビングには風呂上りの紗貴がいた
何も返事をしない私に気づいて、紗貴はリビングに向かう私の方に振り返った
「どうしたのその目、凌と何かあったの?」
私はただ黙って紗貴に抱きついた
紗貴は私の背中を優しく摩ってくれた
「何があったか言ってごらん?」
さっき大樹に話した内容を紗貴にも話した
「何かありそうよね〜、凌くんの元カノの話とか聞いたことないの?」
「ない、一回も聞いた事ないし・・・」
「まぁ、元カノがいない事はまずないな!」
凌のあの容姿だと、元カノは一人や二人いるはず
そんなの分かってるよ
でも、何か悔しい
男性にとって元カノを忘れるということは、難しい事かもしれない
「よし、荒川にでも、探りをいれてもらおうかしら」
紗貴があらゆる手段をとろうとしていた・・・



