翌日


授業中にチラチラと凌の方を見ていた



「何だよ!」


「いや、別に何も〜」



私は笑ってごまかした



あの学園祭以来、凌が気になっている自分がいた


傍にいないと寂しい感じがするのは何故?


ついつい凌に目を追ってしまう…




昼休みに食堂で


私がボーッとしているのに気付き


紗貴が私の顔の前で手を振っていた



「おーい!」


「あぁ、何?」



紗貴も最近の私の異常に気付いていた