キミだけをずっと②




「俺はお前を悲しませたりしない、傍にいたいんだ」



私は微笑んでいた顔を強張せた


凌が私にそんな事を言うなんて…



「でもお前は俺の事を好きじゃない」



はっと顔を上げた



「俺がいるって事、忘れるなよ」



凌から放った言葉に思わず戸惑った



その時だった


大樹達が大きな花火を打ち上げていた



バーン!♪



私と凌は合わせていた視線を高く上がった花火を見上げた