キミだけをずっと②




大樹は私の前に立って話しかけてきた



「何かあったのか?」



大樹から聞かれ、口ごもる私



「一人で買い出し行って途中で凌に会っただけ」



本当にそうなんだけど、大樹は私の様子を伺っている



「いや…凌くんが愛美を捜しに行ったから、皆心配してたの」



傍から紗貴が声をかけた



凌が私を?


どうして?



私は焼きそばを焼いている凌の後ろ姿を見た



素直に言ってくれたらいいのに



〜 30分前 〜


「ちょっと買い出し行ってくるから、よろしくね♪」



愛美は財布を持って走ってテントから出て行った



「一人で大丈夫なのかな〜。私もついて行けばよかったな…」



野菜を包丁で切りながら紗貴は呟いていた