大樹は私の前に立って話しかけてきた
「何かあったのか?」
大樹から聞かれ、口ごもる私
「一人で買い出し行って途中で凌に会っただけ」
本当にそうなんだけど、大樹は私の様子を伺っている
「いや…凌くんが愛美を捜しに行ったから、皆心配してたの」
傍から紗貴が声をかけた
凌が私を?
どうして?
私は焼きそばを焼いている凌の後ろ姿を見た
素直に言ってくれたらいいのに
〜 30分前 〜
「ちょっと買い出し行ってくるから、よろしくね♪」
愛美は財布を持って走ってテントから出て行った
「一人で大丈夫なのかな〜。私もついて行けばよかったな…」
野菜を包丁で切りながら紗貴は呟いていた



