(( 新しい恋の始まり ))



霜月 11月


肌寒く季節になり、衣更えも完了したころ


大学内では何かざわつき始めていた


朝、紗貴と学校へ行くとあちこちで『学園祭』の言葉が聞こえてくる



「確かこの大学は毎年この時期になると、学園祭があるはず」


「学園祭か…」



学園祭と言えば、ステージが設けられ


出店が沢山あるイメージが強い



「私達のクラスは何の出し物するのかな?」



ワクワクした気持ちでクラスへ入っていく



授業の最初はやはり『学園祭』についての内容だった